武道女子と冷淡社長の嘘結婚
「おはようございます。目が覚めちゃったから、作っちゃいました」
「ですが莉加様、朝食は…」
「パンじゃないと食べないとかですか?
別にいいですよ。あの人のために作ったわけじゃないですから。
っていうか、こんな早い時間から坂北さんを働かせて、あの人は鬼畜ですね」
「そんなことは…でも、ありがとうございます。
直様は、あまり私の料理を食べてくれなくて…
あと二人、使用人の人がいるんですけど、その人たちのじゃないと食べないんです……」
「最低ですね。あ、あたし洗濯します。」
「ですが莉加様……」
「ご飯、盛り付けて貰えますか?」
「は、はい!」