好きになんてなるもんか!

あなたの…
「あんたのせいだよ…お母さんのこと捨てて…他に女作って…そんな風に裏切られて…お母さんは…事故で死んじゃうし…私は…それがショックで…血見るだけで倒れちゃうっていう訳わかんない病気になるし…おじいちゃん死んじゃうし…こんな風になったのなんか…私が不幸になったのも…お母さんが死んじゃったのも…全部お父さんのせいなんだから!!!」

…ハァハァ…
全部言い終わると1人の男の人が私の前に来ると、
ーパシンっ
と思いっきり私の頬を叩いた。
びっくりして、顔をあげて男の人を睨むと苛立ちを隠せない様子で話始めた。
「それって…ただ由宇さんのせいにして…楽しようとしてるだけじゃん!!!」
「なに…それ…なにも知らないくせに!他人が横から口出さないでよ!」
なにも知らないくせに!何様のつもり!?

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