もう、二度と離さねぇから
俺は深くため息をつき、仕方なくここの生徒に職員室の場所を聞くことにした。

近くにいたなぜか廊下に突っ立っている女に話しかけた。

「あの…」

「はいぃぃぃ!!」

いきなり話しかけられてびっくりしたのか、その女は叫びながら勢いよく振り返った。

ってか…

「…っ!!」

やべぇこいつ、可愛い…!!

緩くまいてある栗色の髪。くりっとした瞳に、ほんのり赤く染まっている頬。

こいつ可愛すぎでしょ。

絶対モテてるだろうな…。

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