もう、二度と離さねぇから
クラリネットをしまい終わって、音楽室を出ると…

「まどか、遅い。」

廊下にまなかと一樹が不機嫌そうに立っていた。

「待っててくれたのっ?」

「おぅ。まなかがどうしてもって言うからさ。」

「うっ。で、でも一樹も賛成してたよねっ?」

「ま、まぁな…。」

「ありがとうっ!!やっばり持つべきものは友だね!!」

私は、嬉しさのあまり2人に抱きついた。

「わ、わかったから。早く行くよ!HR遅れちゃう!!」

「うわっ!!時間ギリギリじゃん!!」

「ま、待ってよー!!」

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