紙飛行機~ラブレターの想い~
なんて言えばいいんだろう。
なんて表現したらいいんだろう。
長くて短いあの夜の時間。
まるで別世界にいたかのような、少し神秘的めいた不思議な感覚。
千夜と過ごしたあの時間は、きっと一生特別になりそうなくらい、素敵なもので。
眩しい世界だった。
「いい夜だったよ」
そう言うしかないくらい、言葉が見つからない。でも確実に、いい時間だったんだ。
私は優しく微笑みながら、そう伝えた。