紙飛行機~ラブレターの想い~
「おう。サンキュ」
「初戦の対戦相手、強いの?」
「まあ、...うん。前回地区優勝したとこ」
気まずなそうに千夜は言った。
えっ!?前回地区優勝!!??
それってめちゃくちゃ強い相手なんじゃ.....。
最初からそんな強いところと当たっちゃうなんて、ついてない。
「ラッキーだよな」
「え?」
ラッキー?その逆じゃなくて??
私は千夜がこぼした呟きに、首をかしげた。
「なんで?」
「だって、初めからそんな強いところとあたれるんだぜ?ワクワクすんじゃん」