紙飛行機~ラブレターの想い~
『なにいい子ぶっちゃってるの?あたしは東城くんに近づくためにマネージャーになったの。あんたの考えとかどうでもいいから』
バッサリと切られた気分だった。
稲森さんはそれだけ言うと、私に背を向けて屋上を去った。
一人取り残された屋上。
私はただ、野球部ぜんぶを好きになってほしかっただけなのに。
稲森さんと私は、まったく違うんだ...。
自分の感情だけでマネージャーをやってる稲森さんには、何を言っても無駄なの?
考え、変えてほしかったな.....。