紙飛行機~ラブレターの想い~
私の近くには、いつだって千夜がいてくれる。千夜の大きな手のひらから感じる温もりが、私を心の底から安心させる。
確かな温度が、ここにある。
トクン...とか弱く、そして甘く高鳴る鼓動。私の頬はいつの間にか、淡いピンク色に染まっていた。
ああ、泣いちゃいそうだ。
なんでかな。胸が熱くて震えて、目頭がジーンとなる。
千夜といると、いつもそう。
今まで感じたことのない気持ちが、溢れかえるの。