双姫 Ⅰ


類side


「蒼翔…?」


俺の横を通り過ぎた時、
何か呟いた気がしたけど
声が小さくて上手く聞き取れなかった。


「類~?帰るよ~~??」


「う、うん。」


『ボーっとしてどうした?』


俺の気のせいだったのかな。


でも…「来る」って言ってくれたんだ。
今はそれで良いよね?


類sideEND


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