双姫 Ⅰ


「あぁ!?」


「見て分かんねぇかよ。
コイツを痛ぶってんだよ!!」


『…そっか♪
じゃあ、私が貴方達を痛ぶっても良いよね?』


「はぁ?
気色悪い仮面なんか付けやがって
なんだお前。殺されてぇのか??」


『ふぅ~ん?ねぇ『双姫』って知ってる?』


「は?なんだいきなり。」


『『双姫』はねぇ?
アンタ達みたいに
弱い者虐めする奴が大っ嫌いなんだ~♪
だから……お前ら大人しく潰されて?』


「お、お前まさか『双姫』!?」


『あっれ~?今頃?気付くの遅いねぇ♪♪♪』


「お、俺達に手を出してみろ!
総長が黙ってねぇかんな!!」


『お、威勢が良いねぇ?
でも…足が震えてるよ???』


後ずさる男の足を蹴り払うと見事に転んだ。


笑える(笑)


『で?
アンタ達はなんて族に入ってるのかな~?』


「ヒッ………!!」


私が顔を近付けると怯える男三人。


『きーてる?私、気ぃ短いよ~??』


「だ、蛇蝎だ!」


『蛇蝎(だかつ)~?初めて聞いたぁ。
てか、ネーミングセンス悪くない?(笑)』


あー皆さん。『双姫』の時は口調を変えてます。
白の仮面の時はこんな感じだから。
そこんとこ気を付けてね!


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