双姫 Ⅰ
はい、キレました。
面白い位シーン…ってなったし(笑)
「おし、最初からそうしてればいんだよ。
それにしても珍しく全員居るじゃねーか?
『双覇』も遅刻しなかったのか。」
「だって、藤先の名簿叩き痛いからだよぉ!!」
「そうです。
それより今日は転校生が居るのでは?」
「…なんでお前らが知ってる?」
「今朝、校門前で見かけましたので…。」
ヤバ…じゃあ、門飛び越えたの見られてた?
しかも『双覇』に?
今度から気を付けよっと……。
「…李樹の言う通り転校生が居る。入れ。」
ハァ…とにかく入りますか。
意を決して私はクラスに足を進めた。