双姫 Ⅰ
「おし!じゃあ、明日は学校行くぞ!!」
『今更、学校?』
「お前なぁ…。
直樹さんと光喜さんの事忘れてるだろ。」
『あ………。』
完全に忘れてた。
「奈緒珠さんも心配してたぞ?」
『あー…私、心配ばっかりさせてるね。』
「ついでに親父と母さんもな。」
『帰って謝んないとね…。』
自分の気持ちだけで好き勝手してた。
周りの人の気持ちを
どれだけ無下にしてきたんだろう。
「謝れば許してくれるわよ!」
『実基姉…。』
「僕らも居るしね♪♪♪」
「お、燐くん!君分かってるねぇ~♪♪」
そしていつの間に
『双覇』と『神龍』は打ち解けたんだろう。