双姫 Ⅰ


「今日から授業出ろよ?
朱音は大学出てるから良いけどよ。」


「そういえばパソコンで卒業したんだよねぇ!」


『あれはキツかったよー?
パソコンとか機械類が駄目でさ?
だから、ハッキングとか夢のまた夢。』


「頭良いのにハッキング出来ねぇとか
聞いた事もねぇよ。」


『じゃあ、玲は出来るの?
『双覇』のロック全部李樹にさせてるじゃん!』


「そうですよ。
出来もしないのに
朱音さんを馬鹿にするのはいけませんね。」


「……チッ…。」


「悔しくて舌打ちしてやんのー!」


「僕らも出来ない事は無いけど
そこまで出来るって程じゃ無いからねぇ。」


「そんなに出来るようになりてぇなら
紘と舜に教えて貰えよ。

アイツら世界一と世界二なんだからよ。」


『あ、そうだったね!忘れてた(笑)』


何気に私の周りって凄い人ばっかりだ!


< 344 / 463 >

この作品をシェア

pagetop