双姫 Ⅰ
「今日から授業出ろよ?
朱音は大学出てるから良いけどよ。」
「そういえばパソコンで卒業したんだよねぇ!」
『あれはキツかったよー?
パソコンとか機械類が駄目でさ?
だから、ハッキングとか夢のまた夢。』
「頭良いのにハッキング出来ねぇとか
聞いた事もねぇよ。」
『じゃあ、玲は出来るの?
『双覇』のロック全部李樹にさせてるじゃん!』
「そうですよ。
出来もしないのに
朱音さんを馬鹿にするのはいけませんね。」
「……チッ…。」
「悔しくて舌打ちしてやんのー!」
「僕らも出来ない事は無いけど
そこまで出来るって程じゃ無いからねぇ。」
「そんなに出来るようになりてぇなら
紘と舜に教えて貰えよ。
アイツら世界一と世界二なんだからよ。」
『あ、そうだったね!忘れてた(笑)』
何気に私の周りって凄い人ばっかりだ!