双姫 Ⅰ


「オジさんじゃーん!!」


『こら、失礼な事言わないで。
私にとってはお兄ちゃんなんだから。』


「ご、ごめんね。」


『昔…『神龍』の皆と話せるようになったのは
直ちゃんと光ちゃん、紘にぃ達が居たから。
本当に大切な人なの。』


「俺達はちげぇのかよ…?」


「只のダチか?」


『皆は…私にとって大切な仲間……かな!』


最初は全然興味が無かった。
でも、本当は羨ましかったんだと思う。

お互いを信じて助け合う姿が。


「大切な仲間かぁ~♪」


嬉しいのかニコニコと笑う燐。


「嬉しいですね。
以前は虫の様に扱われていましたから。」


「嬉しい」と言いながら毒を吐く李樹。


「おし!やっと観念したかぁ!!!」


相変わらずうるさい愁斗。


「俺らから逃げられると思ってたのかよ?」


俺様で上から目線の玲。


「朱音…嬉しい!!」


『うきゃ/////
もう!いきなり抱き着かないでよ!!』


女嫌いだけど
本当は可愛くて、ちょっぴり狼っぽくなる類。


私の大切な仲間、皆に会えて良かった。


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