双姫 Ⅰ


双覇side


「朱音…大丈夫かな。」


「本当類って朱音の事が好きだよねぇ♪
もう見てるだけでもどかしいよ!」


俺らは教室に戻って大人しく自習をしてる。


ブーッブーッ!!


「お、朱音からメールきたぜ!!」


「真白ちゃん無事に送って今から戻るって!
とりあえず一安心だねぇ♪♪」


「良かった…。」


「それで彼女の送り迎えはどうするんですか?」


「あージャンケンで決めるか。」


「「「「「ジャンケンポン!」」」」」


結果


月曜日 玲

火曜日 愁斗

水曜日 類

木曜日 李樹

金曜日 燐


「類は朱音と一緒に回る?
じゃないと二人っきりって辛いよねぇ。」


「そうですね。
襲われた時に役に立てない状態でしたら
護衛の意味がありませんし。」


「土日はどーすんだ?」


「…倉庫に連れて行こうと思う。
その方が手間が省けるだろ?

類、少しの間だけ我慢しろ。
その代わり朱音に付いてて貰え。」


「朱音が一緒なら良い。」


「じゃあ、決まりだな。
この話は朱音が戻った時にまた話すぞ。」


一旦話を打ち切り、
出されたプリントを解き始めた。


双覇sideEND


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