双姫 Ⅰ
『双覇』全員集合かよ。
お前らたまには一人で行動しろよ。
ま、その事は置いといて。
『なんで『双覇』が居るんだよ。』
「屋上は俺らの場所だからな。」
『はぁ?なんで『双覇』なんだよ神……!』
「しん……なんですか?」
『いや、なんでもねぇよ…。』
そうだった。
コイツらは『神龍』が居る事知らないんだ。
危ない…危ない。
バラしちゃうとこだった(滝汗)
「なんです?
途中で言葉を濁らすなんて
気になるじゃありませんか。」
コイツは…(怒)やっぱり李樹って腹黒だ!!
「おい、李樹。その辺にしろ。」
そうだそうだ!しつこい男は嫌われるぞ!!
「そ~だよ!
僕達は蒼翔を探しに来たんだからね♪」
『………は?』
今、なんつった?私を探しに来た??
「校内を探し回ったがどこにも居ねぇから
一先ず屋上に集まる事になったんだが…。
手間が省けたな?」
ニヤリと玲が微笑んだ。