双姫 Ⅰ
「…もし『双覇』が
不合格な場合どうするんですか?」
流石、舜。痛いとこ突いてくるな。
「そん時はそん時だ。
所詮、その程度の奴らだったってだけだ。」
「ハァ……止めても無駄でしょうね。」
「すまねぇ舜。慧はどうなんだ?」
「しょーじき言って『双覇』なんかに
朱音ちゃんを任せらんねぇ!!
…でも、あんな朱音ちゃんを
見てるのはもっと耐えらんねぇ!」
「…決まりだな。
明日から色々面倒な事になるが
『双覇』達の動きを見て
変わりがあれば俺に報告しろ。」
こうして知らず知らずの内に
『神龍』から『双覇』への試験が始まった。
神龍sideEND