双姫 Ⅰ
試験start
『さっむ……!』
午前6:00
目覚ましをセットしてないのに
早く目が覚めた。
パジャマから制服に着替え、念の為男装。
この時間はまだ
母さんも父さんそして紘にぃもまだ夢の中。
静かに階段を降り空腹を満たす為に
キッチンに向かう。
するとそこに置き手紙とお弁当箱があった。
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朱音へ
おはよう♡よく眠れた??
学校の事は気にしないで良いからね?
落ち着いたら行きなさい。
それと、このお弁当を持って行ってね。
悠華ママより♪
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『悠華ママって(笑)』
心配…かけちゃってるよね。ごめんね。
『ありがとう…母さん……。』
私はお弁当と手紙を持って家を出た。