偶然と必然の間で
ふとした瞬間

高校の入学式が終わって、部活を決める頃。

私、 ( 山本 愛華 ヤマモト アイカ )は中学の友達とバンドを組もうと言われていたので、軽音楽部に入った。

部活のSNSグループにも入って『よろしくお願いしますー』なんてありきたりな会話をしていると、同じグループにいた人から友だち追加された。


「やっほー!よろしくね!」


と個人チャットにメッセージ。

誰だろ…<Name>を確認すると『秋也』と書かれていた。


『よろしくね』


と返して、しばらくは『誰と組むー?』なんてバンドの話をしていた。
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