ねえ、君は。
始まり
朝になると鋭い光が僕の目を覚ます。
いつもならそんな光を避けて、また眠りにつく。
だけど今日はいつもとは違う。
待ちに待った高校の入学式だ。
いつもより早く起きて余裕を持って準備をする。
ココアなんかもゆっくり飲んでみる。
ドキドキとワクワクと少しの不安を持って僕は外へ飛び出した。
空には透き通った青色が空一面を彩っていた。