魔王vs神王→私!?


一体どうしたというの?




天愛はよく落ち込んだりはするけど、泣いたことは決してなかったのに




なんで神代くんの名前を知っているの?




なんでそんなに怯えているの?




天愛は親友。理由を聞きたい




けど。私は保健委員長という役職に就いている立場。




仕事を全うしなければならない



 
『・・・・・ごめんね、天愛。私、お仕事しなくちゃだから。』



つかんでいた天愛の手が、ゆっくりと離れる




本当にごめんね、天愛・・・。




天愛の頭にぽん、と手を載せて冷蔵庫へと急ぐ



最近はけが人が少なかったからか、氷はたくさんあった。



『神代くん、ケガは頬だけ?』



「いいえ。」



振り返って問うと、神代くんは首を横に振って答えた



そして突然ブレザーとネクタイとシャツを脱ぎ棄てた。







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