魔王vs神王→私!?
「保健委員長なんでしょう?しっかりしてくださいよ」
・・・そうだ。私は保健委員長。
ちゃんと仕事をこなさなければ、役立たずだと思われてしまう
震える手を頑張って動かし袋に氷を入れていく
慣れた作業のはずなのに、随分と時間がかかってしまう
『と、とりあえず氷袋あるだけで作ったよ』
五つの氷袋をトレーに乗せて手渡す
「ありがとうございます」
神代くんは椅子にすわり、私はケガ人の情報をノートに書きいれる
名前と傷の種類、程度を書いて顔をあげると
いつの間にやら向かい合わせに座っていた神代くんと目があった。