魔王vs神王→私!?







 食事が終わり、私が食器を洗っていると







 父が、私を呼んだ







 「結莉、ちょっと話をしよう」







 致死量の毒を飲んだ気分だった







 私は、ひどく狼狽した







 父が私の名を呼ぶなんて、何年ぶりのことかわからない








 ・・・私の名は、母がつけたもの







 父は私の名を嫌っているはずなのに







 『どうしたの?』







 嫌な、不吉な想像しか、頭に浮かばない






 何を話されるのかはわからないけれど、良い話ではないことは確実だから








 
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