魔王vs神王→私!?



 父は、向かい側の椅子に座るようにと私に指示をした






 言われたとおりに座ると、久しぶりに真正面から父の顔を見た気がした






 だいぶ、老けてしまったな、と思うと切なくなった





 
 『話、始めても大丈夫だよ』





 内心、全然大丈夫ではないが、それでは父に何を思われるかわからない






 平静を、装った。





 父は、相変わらず無表情のまま、口を開いた





 「今まで、月に一回くらいは家に戻ってきていたが、もうやめようと思う」





 『・・・・・・・・・』







 一応、驚く素振りをしてみた






 でもいつかはこうなるんじゃないかって思っていたから、あまりショックもなかった






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