魔王vs神王→私!?



 「結莉先輩だって、昨日は夜中の二時まで起きて、部屋の片づけをしていたじゃないですか」








 ・・・・・・・・・・









 なんで、知っているの・・?







 ひんやりとしたものが背筋を這った






 確かに、いつでも一人暮らしが始められるように、引っ越しには早すぎるとは思うけど
 遅くまで部屋の片づけをしていた






 
 しかし、それは2階の、カーテンを閉めた私の部屋






 それも、カーテンは、防犯のために、明りが外に漏れにくいことがウリのものを選んだはずだ





 私の行動を知れる要素なんて、一つもない






 『な・・・なんで知っているの・・?』









 「なんでだっていいじゃないですか」







 屈託のない、笑顔






< 160 / 263 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop