魔王vs神王→私!?




 浅い眠りから覚める






 息は切れ、汗もかいていた





 ・・・ひどい、悪夢を見た






 暗くて、冷たい






 誰も助けてくれない






 そんな、夢







 ・・・・・夢?






 乱れた呼吸を直し、落ち着いてくると、周りの様子がはっきりと見えてきた







 『ここ・・・・・どこ?』







 見知らぬ空間






 窓の外だって、見たことがない






 そもそ何故私がここで寝ていたのかもわからない





 起き上がって現状確認しようとすると、部屋のドアが開いて、これも見知らぬ少年が入ってきた







 15歳くらいだろうか






 真っ白な服を着た、明るい金髪の、可愛らしい少年だった







 『・・・・・あの・・・』





 貴方は誰ですか?なんて、開口一番に言うものではない






 第一声に迷っていると、少年が私が起き上がっている事に気づいた





 「あ、めがさめたんですか?」

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