魔王vs神王→私!?



 「あはは、そんなにかんがえこまないでください

 まあ、あたりまえですけどね」






 考え込む人が私の他にもいるのか~




 少年、そんなにたくさんの人間を迎え入れているの?






 お仕事(?)大変ですね






 最早考えることを放棄した私の頭は、自分でも何を言っているのか分からない







 傍から見たら、まさに、頭おかしい人に見えるかもね



 

 そんな、どうでもいいことで脳を満たそうとしている私に、少年はまたもや現実を眼前に突きつけた






 「あ、すみません、じこしょうかいがまだでしたね


 レンです。ぞくにいうカミサマやってま~す


 
 よろしくおねがいします」







 ・・・はあ。神様ですか。






 神様って、こんなところにいていいんですか?





 どうぞ座るべき席にお戻りください






 そして、私をリアルの世界に帰してくださいよ






 そんなことを思っているのを察したのか、はたまた顔に出てしまっていたのか







 レンくんは、私の心の言葉に返事をした






 「あなたがいたせかいは、あなたにやさしくありませんよ

 
 きっとここがしあわせです




 ・・・あなたのおなまえは?」
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