魔王vs神王→私!?
-次の日・資料庫ー
嵐のような夜を過ごした私は、寝不足で回らない頭のまま、城の資料庫をにいた
結局レンくんの部屋に寝泊まりすることになってしまい、トランプゲームに付き合わされ続けた結果、寝ていない
それにも関わらず、レンくんはとても元気にシオン様と話し合うために出て行った
天界と魔界の、つながりをより深めるために
・・・私は、寝不足でぶっ倒れるだろうな
そんな事を思いながら、天使、悪魔についての資料を読みあさる
資料いわく、どちらとも飛べないらしい
飛ぶ事が出来るのは、神王と魔王だけ
つまり抱えられて飛んだ私は、かなり貴重な体験をさせてもらった事になる
・・・二度とやりたくはないが。
天界と魔界には、それぞれ小さな湖あって、そこから天界行き、地獄行きの人間を見極めるらしい
つまり私も、その湖からレンくんに見られていたということか
・・・レンくん、私の過去を知ってるんだ
じゃあ、なんとか聞き出せば、ゲームクリアなんじゃないかな?
『頑張ってみるか・・・・・あれ?』
そこで、疑問に辿り着いた
・・・シオン様は、何で私の事を前から知っていたの?
昨日、シオン様は、私を前から認知していたというような事を言っていた
レンくんならともかく。何故シオン様が・・・・?