魔王vs神王→私!?


指摘されてやっと気づいた。



私、泣いちゃっている・・・。



『違うの。不快感とかじゃなくて。』




否定すると、神代くんが間髪いれずに言った




「ああ、わかった。恐怖ですか?」


 
ちがうよ。恐怖でもない。




自分のダメさ加減に自分で嫌になっているだけ



『神代くん・・・あのね、これから、自分が危ないって思ったら、保健室に来ていいから。私は放課後はいつもここにいるから』




なんとかして、神代くんに、私は味方だって伝えなきゃ




『あと、これは、自分でつけた傷でしょ?こういうことになる前に、私のところに来て』



天愛を優先してしまった、私には



『話を聞くくらいしか、できないけど』



これくらいしか、できることがない。



『神代くんは、ひとりじゃないんだよ』








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