魔王vs神王→私!?
頑張って伝えた。
神代くん、どうですか・・・・・?
「・・・っぷ、あははははははははははははははははははっっ」
『!!??』
突然笑い出した神代くんの気持ちを理解できずに、戸惑ってしまう
何がそんなにおかしいの・・・?
「そうですか。わかりましたよ逃げに来ます」
笑いながら、神代くんは絞り出すように答えた
そんなに、笑うことないのに・・・
私に文才がないのは分かっているけれど、笑うのはどうかと思うんだけど
「はあーーー。つい笑っちゃいました。すみません。」
まったく悪びれていないと思う。確実に。
「あ、もういいです。どうせ、いつもこんなかんじで殴られているので平気なんですよ」
『それ、すごい問題発言だよ』
私がつぶやいた言葉を無視して、神代くんはシャツやブレザーを掴み、言った
「それじゃあまた明日来ますね。双見結莉先輩」
『え・・・・なんで、私の名前・・・。』
閉まったドアからは、何の返事もなかった。