魔王vs神王→私!?






レンの体は、次第に透明になり、やがて消えた








レンは、もう一人の僕








嫌いじゃ、なかった。








ちゃんと、レンの言っていた事の意味も、わかっていた









ユーリが、僕のことを、深層心理では嫌がっている事







分かっていながらも、ユーリの優しさにつけこんで、僕はここまで生きてきてしまった








だから、もう遅いんだよ


戻せないんだよ



やり直せないんだよ


手遅れなんだよ







無理、なんだよ。










心の弱い僕は、ユーリの存在なしには、生きていけないんだ









ユーリが嫌がっていようとも、僕にはユーリが必要なんだ








たとえ、ユーリが僕を選ばなくても








僕は必ず、ユーリを選ぶ








ユーリしか選ばない









僕は、ユーリのことを、愛して、いるから








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