魔王vs神王→私!?



腕の傷を奇異の目で見られるのには慣れている




だから、どれだけ傷痕を見られても平気だが、泣かれたのは初めてだった




双見結莉。




噂と名前は、聞いたことがあった




いわく。生徒会長よりも生徒会長らしい学校のお姉さん




放課後 保健室でちゃんと仕事をしている保健委員なんていないと思っていた



保健の先生だって常時職員室にいるし



保健室の利用はセルフなんだと思って行ったのに




結莉先輩は、いた。



ああ。今日僕の楽しみを奪った奴だ




友人だと嘘なんか吐いて、偽りのお気に入りを解放させた奴だ




人気者は、僕の敵。



僕は誰からも好かれない嫌われ者だから



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