魔王vs神王→私!?


「そうだな。記憶を失わせたのは、俺の独断

そこは謝っておこうか」








そうですよ・・・もっと楽しく現界で生きる予定だったのに、奏とかいう存在にさせられて・・・








苦しい日々を、過ごさなければいけなかった









「だがな・・・まあ、俺と同じ人間を好きになったのがいけなかったな

手段を選ばない奴だと、知っていただろう?
カナデが演じたのは、俺だよ



俺こそが、本当の、悪役さ」









あの偽造の歴史書は、次期神王に任せよう







もう僕は心配することなどない








あとは、痛みに身を委ね、死ぬのみ









・・・・・・ユーリ、もう逢えないの?







嫌、だ、けど・・・・・








僕がこのまま生きたとして、ユーリに合わせる顔なんてない










それなら、傷つかぬまま








今、死んでしまおう








好き、大好き、愛してる









だからこそ、死のう








さようなら、ユーリ









僕の、最愛の人








ユーリと直接逢ったとき咲いた恋愛感情の花は








天界に戻った時には、萎枯れる運命だったのです










シオンが憎いとは思いません









寧ろ、可哀想な人









嫌いに、ならないであげて












ねえ、ユーリ











もっと話がしたかった

もっと遊びたかった

もっともっと、いろんなことがしたかった










でも、嫌われているのに生きる価値はない









愛しているからこそ、潔く身を引きます










さようなら、ユーリ









僕の、大切な人














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