魔王vs神王→私!?
ー天界・神王の城ー
守ってくれた、カナデくん
淡い恋心のようなものを感じていた、シオン様
作り変えられた歴史書は、私が手直しする必要があり、どうしてここまでしたのかシオン様には疑問を抱かずにはいられなかった
カナデくんが幼き日の私を天界に連れ帰ったあの瞬間から
私の仕組まれた人生は、始っていたの
でも、仕組まれていてよかった
仕組まれていなかったら、あのまま私は父の存在に縛られ続け、血の通った人形となっていたことは確か。
感謝している
でも、ここから先は、一切誰の手も加わっていない、私の人生
それでも、私は決めた
これで、いい。
私にとって、この騒がしくなる日常こそが、日常なのだから
今、≪それら≫を作り上げ、私は声をかける
『ひさしぶりです、カナデくん、シオン様』
しっかりと開かれた眼
何度も失敗してきたけど、これは成功したらしい
私のオリジナルの人生は、ここから、始まる。
ーTrue Endー