魔王vs神王→私!?
ー食堂ー
手をひかれ、連れてこられた場所。
そこは、食堂だった。
昼休みも中盤で、まだまだ食事中の人はたくさんいる中
異色のオーラを漂わせる人がいた。
『先生?彼は、・・・??』
「神代奏くん。・・・すごい問題児なの。」
数人の女子とたくさんのスイーツに囲まれて、不機嫌そうな彼は、言った
「きゃあきゃあうるさい。黙れ。僕に近づくなよ、お前らの分際で!」
・・・え、なに、なんなの・・・???
ドン引いている私をよそに、取り巻いている女の子たちは黄色い歓声を上げる
「奏くんかっこいい~!くらくらしちゃうっ」
「なに言ってんの!!かわいいじゃんっっ」
「もうなんでもいいよ。しあわせ~~~」
・・・・・・・・。