魔王vs神王→私!?
「っっつ・・・!?」
『あ、動かないで!すぐ終わるから』
神代くんは案の定嫌がった
やっぱり。消毒、したことなさそう
「い、たいです・・・」
『もう終わったから、大丈夫だよ』
ガーゼをあててテープで固定していく
その作業中、神代くんの視線は、私に向いたままだった
『・・・・・はい、できあがり』
「ありがとうございます」
私から自分の左手首へと目を移し、まじまじと見る神代くんに言った
『病院へは行っていないの?』
神代くんはにっこり笑って