魔王vs神王→私!?
第十章
-奏の部屋ー
私は奏くんの膝の上に座っていた
「結莉先輩が、こんなに近い・・・幸せです」
耳元で喋られると、吐息がかかってくすぐったい
身を捩ると何倍もの力でおさえつけられた
「ダメですよ。結莉先輩の居場所はここなんです。どこにもいかせません」
甘ったるいセリフ
少女漫画だったら、ヒロインが胸をときめかせるシーン
でも今の状況ではそうもいかない