魔王vs神王→私!?
第二章
-教室ー
「結莉っっ!!!なんであたしを置いて行っちゃったの!?」
食堂から戻ってきた私に天愛が抱きつき叫んだ
『ごめんね。天愛、寝てたから。』
耳が痛いけれど、それも毎度のこと。
もう慣れっこ
「起こしてくれればいいじゃん!
結莉は、いつもあたしを事件から遠ざけようとする!」
『ごめん。じゃあ、次は一緒に行ってもらってもいいかな』
私がそういうと天愛は、ばかっっ!!!!とさけんだ
「この前もその前も、いつもそう言ってたのに
結局いつも約束反故にするじゃん、ばか結莉!!」
あまりにも遠慮のない声量に軽くめまいがしてきた。
天愛は、私を心配しているのかしてないのか、どっちなんだろう・・・
「結莉、聞いてるの!?」
ええ。聞きたいという意思はあるから、もう少し小さな声でお願いしたい