魔王vs神王→私!?
「僕にまとわりついてくる奴は、僕が好きなんじゃない
コウに近づきたいからお世辞を並べ立てるんです
家でも学校でも、僕を見てくれる人なんていなかった
・・・でも」
すりすりと頬ずりされているのを背中で感じた
くすぐったくて全身が粟立っていく
「結莉先輩は、違った。
僕のこと、ちゃんと考えてくれた
貴女は僕にとって初めての人なんですよ」
そう言い終わると、奏くんがほぅ、っとため息を吐いた
そこでついに我慢できなくなり、ぶるりと体を震わせてしまう
「ふふっ・・・もしかして、我慢していたんですか?やっぱり、結莉先輩は可愛いです」
耳の輪郭を、奏くんの舌が這う