魔王vs神王→私!?
『かっ、奏くん・・・!』
「ふ、ふふっ、ふふふふふ・・・・」
狂気的な笑い声。
羞恥に勝る感情は
・・・恐怖
『奏くん、足痺れてこない?私降りようか』
少しでも距離をとりたい
近くにいるのは危険だ、と本能が叫んでいる
しかし、奏くんは笑いながら言った
「いいえ、大丈夫ですよ。結莉先輩ですから」
それは、理由として成り立っていない気がする
しかしそんなことを言っていては仕方がない
次の策を練らなければ・・・。
そんなことを思っていると、奏くんが低い声で言った
「もしかして、僕から離れたいって思っているんですか?」