【短編】グラさん観察
「あっ、こいつ?壱だよ。俺の親友☆」
「ども………」
いつもより無愛想な壱。
どうしたのかな?
「わぁ~壱って……。貴方がイッチーだね!?よろしくぅ☆」
片手を差し出してブンブンと握手をする花鈴。
わぁ!!花鈴よ。
それじゃ私が壱の事を花鈴に喋ったの丸分かりではないか!!
「……美佐が喋っ……ブツブツ」
何、ブツブツ言ってるの?
聞こえないよ〜。
「あっ、俺もそのかき氷食べたいなぁ〜。一口貰ってい〜?」
ヒデ、食べない方がいいと思うんですケド…………。
止めようとしたけど、もう手遅れ…。
「では、いっただっきまぁーす」
―――――…パクッ
「……ぅむ……むむむむぅ……」
………こっ、このリアクションは
もしかして……
「うっ…………うまぁい!!」