【短編】グラさん観察









★壱side★







美佐…美佐。どうか無事でいてくれ。


神にそう祈りながら俺は声がする方へと進んでいった。




……だんだん声が大きくなる。


そして、ついにそれらしき部屋を見つけた。



この扉を開けると絶望しか待っていないかもしれない。


だけど俺は、この扉を開ける。







美佐に思いを伝えるために………。






美佐を俺の物にするために…。







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