【短編】熟女の恋愛事情
去年、りかが看護学校に通うと言って、学校に入った。



それがきっかけになったのか、半同棲だった彼氏と入学から半年ほどしたときに、別れた。



周りの私たちは、なんとなくホッとしたもんだ。




出会いがある人なんだろう。

りかは、以前働いていた職場の同僚と偶然街中で、会ったという。


それをきっかけに、付き合うことにしたという。


それが夏ごろだ。


住まいも偶然に近かったらしく、彼氏の家に通っているという。


「一緒にいるとね。落ち着くっていうか、自然体でいられるって感じなんだよね。なんでも話しできる感じがあるんだ。」

「そうなんだ、よかったね。」
さりげない相槌をうっておく。

「うん。十歳も年下なんだけど、そんな感じしない。彼氏が性の相性って大切だと言って、『りかちゃんとは、性の相性が合うからよかったよ。長く付き合うには、大切なことだからね。』なんて言ってたんだ。」

なるほど、りかと合うようだ。
ま、私もそれには、同意するかな!


「ね!よいでしょ!この間も、二人でお泊まり行ってきたんだけど、楽しかった。」



子どもが自立してきたからか、すっかり女になっている。

よかったねと思う反面、羨ましいと思うとこもある。

りかは、自由奔放だからだ。







そんな二人が半年もしないで結婚を決めた。




メールだけじゃ、詳しくわからなかったけど、そう連絡がきた。










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