土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~
土方「おいおい。嘘だろ?」
俺は、着物を羽織り、荒ら屋を出た。
そして、日が、真上に来た頃、俺は、試衛館に着いていた。
それから、体の調子が良くなかった。
土方「何で、こんなに、手が、痺れる?」
よくよく腕を見てみると、手に黒色の痣が浮かんでいる。
土方「なんだよこれ・・・。」
日に日に、痣は、広がり、黒色が、濃くなっている気がする。
他の奴に聞いても、そんな痣はないという。
俺は、もう一度、おカツのいた村に行った。
村人「あれ?あんた、こないだの・・・。」
土方「あぁ。どうも。」
俺は、経緯を話す。
村人「はぁ。だから言ったんだ。そうやって、取り憑かれて、皆、『体が、全部、黒くなる』って言って死んでいった。」
土方「止める方法は?」
村人「さぁな。あんた、綺麗なおなごを抱いたんだろ?だったら、欲に、命を奪われるって事だ。」
そう言うと、村人は、帰ってしまった。
土方「この黒い痣が、全身に広がったら、俺は、死ぬのか?」
それに、答えてくれる者は、いない。
俺は、トボトボと、来た道を、戻った。