土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~
私達は、屯所へ戻った。
少し前を歩く土方さんの優しい背中を見つめて、目に焼き付けた。
そして、部屋に戻ると、沖田先輩が、固まって、私を見て来た。
沖田「どうして泣いてるの?」
沖田先輩が、私の頬を撫でた。
私は、先ほどの話をした。
沖田「何だよ!それ・・・っ。ちょっと、行ってくる!」
梓「あ!待って!」
沖田「梓は、ここで、待ってて!」
そう言うと、沖田先輩は部屋を飛び出してしまった。
しばらくして、沖田先輩が帰ってきた。
沖田先輩は、私の正面に座り、私の手を取った。
沖田「梓・・・。未来のこと聞いた・・・。もし、僕が、土方さんの立場だったら、きっと、同じ事をしていたと思う。梓のいた所は、梓にとっては、危険が無いなら、僕は、君に、帰れって言う。梓がここに来て、ずっと世話役してた僕が、言うんだから、間違いない。この時代は、いつ斬られたり殺されたりするかわからない時代だから・・・。それは、わかるよね?」
梓「はい。」
沖田「僕だって、梓と離れるのは、身を切られる思いだ・・・。でも、梓が、ここで、何かに、巻き込まれるかもって心配するより、平穏に暮らしてるんだろうなって思う方が良い。それは、土方さんも一緒だと思う。」
私は、コクリと頷く。
沖田「大丈夫だよ。二人は、時を越えて、想い合っているんだから、どんな形でもまた会える!まぁ、僕だって、今度は土方さんより先に、梓に出逢って、梓を口説くつもりだから、あっちで、楽しみに待ってなよ。」
そう言って、沖田先輩は、私の肩に手を置いた。
梓「沖田先輩の気持ちには、応えられません。でも・・・私、完璧に吹っ切れました!帰ります!で、向こうで、待ってます!」
沖田「そうそう。忠犬のごとく待ってなさい!」
そう言って二人で笑った。
少し前を歩く土方さんの優しい背中を見つめて、目に焼き付けた。
そして、部屋に戻ると、沖田先輩が、固まって、私を見て来た。
沖田「どうして泣いてるの?」
沖田先輩が、私の頬を撫でた。
私は、先ほどの話をした。
沖田「何だよ!それ・・・っ。ちょっと、行ってくる!」
梓「あ!待って!」
沖田「梓は、ここで、待ってて!」
そう言うと、沖田先輩は部屋を飛び出してしまった。
しばらくして、沖田先輩が帰ってきた。
沖田先輩は、私の正面に座り、私の手を取った。
沖田「梓・・・。未来のこと聞いた・・・。もし、僕が、土方さんの立場だったら、きっと、同じ事をしていたと思う。梓のいた所は、梓にとっては、危険が無いなら、僕は、君に、帰れって言う。梓がここに来て、ずっと世話役してた僕が、言うんだから、間違いない。この時代は、いつ斬られたり殺されたりするかわからない時代だから・・・。それは、わかるよね?」
梓「はい。」
沖田「僕だって、梓と離れるのは、身を切られる思いだ・・・。でも、梓が、ここで、何かに、巻き込まれるかもって心配するより、平穏に暮らしてるんだろうなって思う方が良い。それは、土方さんも一緒だと思う。」
私は、コクリと頷く。
沖田「大丈夫だよ。二人は、時を越えて、想い合っているんだから、どんな形でもまた会える!まぁ、僕だって、今度は土方さんより先に、梓に出逢って、梓を口説くつもりだから、あっちで、楽しみに待ってなよ。」
そう言って、沖田先輩は、私の肩に手を置いた。
梓「沖田先輩の気持ちには、応えられません。でも・・・私、完璧に吹っ切れました!帰ります!で、向こうで、待ってます!」
沖田「そうそう。忠犬のごとく待ってなさい!」
そう言って二人で笑った。