土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~



俺達は一旦、江戸に帰った。




そして、話し合いが、もたれた。





近藤「さて、どうするか・・・。」




永倉「会津が今、大変なんだから、そっちへ行くべきだろ?俺らは、会津藩預かりなんだから。」




原田「あぁ。俺もそう思う。」





近藤さんが、ニヤリとした。





近藤「お前達が、俺の家来になるなら、会津に行っても良い。」





あーあ・・・言っちまった・・・。





原田「何だよ、それっ!俺らは、対等な仲間だろ!なんで、あんたの家来になんかならなきゃいけねぇんだよっ!」





永倉「そうだっ!俺達は家来になるつもりなんて微塵もねぇ!」





そう言って、出て行ってしまった。





斎藤も、会津藩への恩義のため会津に行ってしまった。





土方「なんで、こう、俺は無力なんだろな・・・。考える事が有りすぎて正直、ちょっとしんどいわ・・・。」




こんな時、いつも、梓が癒やしてくれていたんだけどな・・・。





元気にしてるんだろうか・・・。






会いてぇな・・・。




俺は、誰にも聞こえないように溜め息をついた。

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