土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~




そして・・・。





土方「寺井 梓さん?」




出来るだけ、優しく微笑みかけ、優しい声色で、話しかける。



梓「は・・・はい・・・。」




土方「俺は、隣のクラスの土方だけど、図書委員の役員の件で、放課後に時間、貰えない?」





その瞬間、頭の霧が晴れた・・・。





土方「梓・・・。」





梓「土方さん・・・。」






しばらく見つめ合っていたら、総司が、教室に飛び込んできた。




沖田「梓っ!と土方さん・・・。思い出した!幕末の事・・・。」




梓「沖田先輩っ!」




土方「てか、留年って、お前・・・。」





沖田「やっぱり梓って、バカだったんだ・・・。てか、僕、先輩って呼ばれてたのに、なんで、後輩になってんだろ?」




土方「そりゃ、梓が、先にこの時代に来たからだろ?」





沖田「だったら、なんで僕と土方さんが、同級生?」




土方「知らねぇよ。いぬさんのミスだろ?細かい事なんてどうでも良いんだよ!それより、お前、勉強しとけって言っただろ?なんで、留年してんだよ!」




沖田「そんなのバカだからに決まってるじゃないですか。」




梓「違っ!帰ってきたらっていうか知らない間に、留年決定になってたんです!」




俺と総司は、顔を見合わせた。




土方・沖田「はぁ・・・。」





沖田「まぁ、こうして、また一緒になったし、今度は、遠慮なく口説きますから!」




土方「お前なぁ・・・。それは、止めろ!」




沖田「嫌ですぅ~!仲良くしようね♪梓♪」




梓「はいっ!また、お二人に会えて嬉しいです!」




土方「お前に会えたのは!嬉しいが、オマケが付いて来るとは・・・。」




沖田「オマケじゃありませんからぁ!としくん?」




土方「その呼び方、止めろ。」




せっかく会えたのに、三角関係でスタートかよっ!





俺は、梓の顎を掴んで上を向かせて、息がかかる距離まで近づけた。





土方「今度は、全力でお前を口説く。覚悟しとけよ?」




梓「あ・・・。」




そう言うと、梓は、鼻血を垂らした。

























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