土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~





遊園地という場所に来た。





急激に振り落とされる乗り物。




ぐるぐる回る乗り物。



ストンと下に落ちる乗り物など・・・。




土方「何なんだ・・・ここは・・・。」




腹ん中と胸が、ムカムカする。




島沢「あー!楽しい!沖田君、大丈夫?」




土方「うん・・・。だ、大丈夫・・・。」




このおなご、ケロッとしてやがる・・・。





島沢「はい。」




そう言って、お茶を、差し出してくれた。





土方「すまない。」




島沢「ふふふっ。沖田君とこんな所に来てるの夢みたい!」





土方「ここに来るのが?」





こんな所に来るのが、嬉しいと言う、島沢の事が、さっぱり、わからない。





島沢「ありがとう。」




そう言って笑う島沢をかわいいと思った。







それから、俺は慎重に、“事”を運ぶ。





何度か、デートという逢瀬をした。




すると、二人は付き合っていると噂が流れた。





別に良い。





島沢も、恋仲の噂に乗っているようだった。




島沢「ねぇ。総司、他の子からの貢ぎ物は、貰わないで!」





土方「うん・・・。わかった。」





別に、甘いものは好きではないから、別にいいが、命令されるのは、癪に触る。



< 22 / 121 >

この作品をシェア

pagetop