土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~
遊園地という場所に来た。
急激に振り落とされる乗り物。
ぐるぐる回る乗り物。
ストンと下に落ちる乗り物など・・・。
土方「何なんだ・・・ここは・・・。」
腹ん中と胸が、ムカムカする。
島沢「あー!楽しい!沖田君、大丈夫?」
土方「うん・・・。だ、大丈夫・・・。」
このおなご、ケロッとしてやがる・・・。
島沢「はい。」
そう言って、お茶を、差し出してくれた。
土方「すまない。」
島沢「ふふふっ。沖田君とこんな所に来てるの夢みたい!」
土方「ここに来るのが?」
こんな所に来るのが、嬉しいと言う、島沢の事が、さっぱり、わからない。
島沢「ありがとう。」
そう言って笑う島沢をかわいいと思った。
それから、俺は慎重に、“事”を運ぶ。
何度か、デートという逢瀬をした。
すると、二人は付き合っていると噂が流れた。
別に良い。
島沢も、恋仲の噂に乗っているようだった。
島沢「ねぇ。総司、他の子からの貢ぎ物は、貰わないで!」
土方「うん・・・。わかった。」
別に、甘いものは好きではないから、別にいいが、命令されるのは、癪に触る。