土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~
梓が来て、しばらく経った頃・・・。
梓は、総司の尻を、ずっと、ついて回っている。
その光景に、俺が、平成にいたときを、思い出して、口元が緩む。
そういえば、あっちでは、俺の後ろを、あぁやって、付いてきてた。
懐かしい光景・・・。
しかし、梓は、ずっと、男装をしている。
まぁ、ここでは、おなごの格好より、男装をした方が、安全だろうが、梓は、確か、おなごが好きそうな小さいものが好きだった。
携帯にも、あの時代で、可愛いといわれる物を、付けていた。
ここに来るとき、携帯は、この時代に、持ってきて、危ない目に遭う可能性が大きいから、持たせてこなかった。
梓の好きそうな物も、全て、ダメだと言った。
それで、ここで、男装だとは、少し、可哀想か・・・。
俺は、島原へ行った時に、芸妓に、おなごに今、人気があるという香袋を聞いて、小間物屋で取り寄せた。