土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~




土方「おい!アイツが行きそうな所は?」



沖田「梓が、知ってて、一人で、行ける場所は、少ないです!」




俺は、総司に聞いて、いつもの甘味処へ急いだ。




土方「すまない!おなごのような顔付きの沖田の遣いの坊は来なかったか?」



主人「梓君ですか?いえ、今日は、まだ、みえていませんよ。」




沖田「そうか。もし、来たら、すぐに、屯所に戻るよう伝えてくれ。」




主人「かしこまりました。」



俺は、総司と合流する。




土方「いたか?」




沖田「いません!」




土方「チッ。」




総司は、しばらく、考えていたが、あっと声を上げた。




沖田「土方さんっ!もしかしたら、占い屋を探しに行ったのかもしれません!」




土方「占い屋・・・。だったら、人気のない所・・・。」




平成で、占い屋に来る度、「人気がないから怖い」と言っていたのを思い出す。



沖田「何でそれを?」




俺は、とっさに嘘をつく。



土方「子守りしてるときに聞いた。」




沖田「人気のない所・・・。裏町らへんかな?」




土方「行くぞ!」




沖田「はい!」




俺達は、裏町に急いだ。
< 40 / 121 >

この作品をシェア

pagetop